体重の減少が止まらない!そしてダンピング症候群の予兆がついに始まる。
胃全摘出手術後11日目
この日から5分粥に変更になった。
お新香等噛み切りにくいものが増えたのが影響したか、食道と小腸の結合部が時折痛くなり苦しさもある。
食事中に発汗してくるのは早期ダンピング症候群の症状なのか少し不快感がある。
痛みや発汗は少し安静にしていると治まって来るので落ち着いたら食事を再開。
これを繰り返していると、ブログなどでよく見る「術後食欲が無くなる人」の気持が理解できる。
それ以外の体調的には病院生活ではなくてもやっていけそうなくらい好調に思えた。
手術痕を確認すると、傷跡はほぼ平らになっており、かさぶたが外れたらほとんど目立たないのでは?と思う。
この日あたりから運動は食前食後の歩行とスクワット、腕立て、腿上げ運動を行う。
夜ご飯の途中で、しゃっくりと共に食事が喉を通らなくなる。
食道に食べたものがそのまま居続ける感じだ。
しゃっくりが数回出る。なにかの予兆かな?と感じたが、お茶を少し飲み安静にしていると数分で楽になり食事を再開した。
慣れてきたのもあって、食事の速度、咀嚼が雑になっていたのかもしれない。
食事の速度や咀嚼をもっと見直す必要がありそうだ。
日中、便があまり出ていないのが気になり食後にひたすら歩いてみた。
下し気味だったが、かなり出て楽になる。
この時体重は65.4キロまで減少していた。
胃全摘出手術後12日目
体重は64.7キロ。かなり減って足も細くなったとパッと見でわかる。
主治医と話し、明日のレントゲン次第で退院日を決めようとのこと、数日以内には退院できそうだ。
この日も5分粥だが、同じ5分粥でも毎食ごとにより固い食事に変わっている気がするのは気が弱くなっているせいだろうか。
夕食にはチキンのトマトソース煮込みが出た。
お肉が塊で登場したのは初めてだ。
恐る恐るだがしっかり噛むことで食べることが出来た。
問題は繊維質の野菜かもしれない。噛むだけではなく、口の中でしっかりと小分けにして飲み込む必要がある。
飲み込もうと思えばもちろん飲み込めるが縫い目に引っかかるのが怖い。
明日はついにレントゲンを撮り退院の日が決まる。
胃全摘出手術後13日目
朝は前日と同じく5分粥を食べる。
今日はレントゲンだがその前に運動時に体重測定。体重63.9キロと順調?に減っているが食べる量が少ないので仕方ない。
朝食後午前中の内に腹部レントゲンを受けた。結果は午後になるだろう。
お昼からは5部粥から7分粥に変更。
見た目はそれほど大きく変わったような気はしないが、身体の反応は違った。
食事中しゃっくりが出て食事中断、食道の途中でつっかえた感じがなかなか取れない。
騙し騙し食べたが、お粥とスープを残す結果となった。
お粥が駄目ならと水を飲んでみるが、一口飲むだけで食道から溢れそうになるのがわかる。
しばらく様子見のため安静にした。
夕方、退院日が決定する。すぐでも行けそうだったが、3日後になった。
夜ご飯も7分粥、これは完食した。
やはり咀嚼をしっかりしていないせいだと思うが、たまに苦しい目に合いつつ食べすすめる。
食欲はありとにかく美味しいものを食べたいと願う術後13日目であった。