胃癌手術入院記録(5日目から7日目)

胃癌による胃の全摘出手術入院5日目~の記録を残します。

胃全摘出手術後5日目

熱は37.1℃、日曜日のため特に診察などもなく、院内を散歩する程度。

痛みはまだまだ続いているが、暇なものは暇。こんな時はNetflixに限る。

意外とNetflixオリジナルのドラマが面白いが、アメリカ版デスなんちゃらはちょっと・・

夜は傷口と頭が痛むため、鎮痛剤と眠剤を投与してもらう。

眠剤を飲むと10分程度で効きすぐに寝れるのがかなり楽だ。

眠剤はゾルピデムを使用。

服用後はかなり脳の機能が低下したように感じ、服用後になにか行動を起こすのは危険に感じた。

服用前にトイレや歯磨き、洗顔などを済ませベッドに入った上で飲むと良いでしょう。

ちなみに胃の全摘出手術後の為、薬(水)を飲んだ後にすぐ横になると逆流してくるため、少しの時間ベッドの角度を上げて10分程度待機していました。

胃全摘出手術後6日目

朝の院内ウォーキング時に体重測定。体重は66.7キロ順調に減っている。

今日は造影剤を鼻の管から流し込み検査を行うようだ。

朝の運動を終わらせ、お昼頃から検査開始。

軽く造影剤を一口飲みながらレントゲンを撮る。

鼻の管に液を流し込みレントゲン撮影。特にそれ自体は苦しくないが、少しずつ管を引っ張り抜いていくのが辛い><。

最終的に鼻の管がすべて抜かれ、ついに生き返った気分だ。

あとは横腹と点滴を残すのみとなった。

 

午後からは術後初のお水。

今日は500mlまで飲んでいいらしいので少しずつ飲んでみる。

五臓五腑に染み渡る。(胃は腑らしい)

鼻の管が取れたので洗顔をこれでもかというくらい行い、今まで剃れなかった髭を剃る。

傷口もふさがっており、横腹の管はしっかり縫われているためシャワーもオッケーになった。

耐えた肌へのご褒美と思い持ってきていた顔パックを行いストレス解消。

病院の寝間着から私服に着替え病人感を減らしテンションもアップ。

早期回復のため歩きまくり6日目を終えた。

胃全摘出手術後7日目

36.9℃と平熱気味に、ちなみにコロナウィルスの影響もあり、面会が出来ないためかなり寂しい(笑)

 

この日からついに流動食開始。

重湯とポタージュ、すまし汁と固形物はなし、基本的にほぼ液体だ。

恐る恐る口に食事を運ぶ。問題なく食べられる。

点滴があるためお腹が空いているわけでもないため、人によっては食べるのを苦痛に感じるかもしれない。

とりあえず練習用ということで、全部は食べきらず2/3程度を食べた。ごちそうさまでした。

同じ胃の全摘出者さんのブログで見た「うどん一本でお腹いっぱい」になるということは無さそうに感じた。

ゆっくり食べればラーメン1杯は行ける気がしたが勘違いかも。

この調子で朝昼夜と流動食を食べ、ついに手術跡の抜糸へとたどり着いた。

 

ハサミで糸が切られる衝撃で少し痛みはあったが抜く行為自体は大して痛くはない。

同時に横腹の管も抜糸し管を抜いた。こちらも痛みはなくすぐに終了。

しかし抜いたらもちろん穴が空くので、塞がるまではシャワー禁止という。

残る体の管は点滴のみ。

気分がいいため眠剤なしで就寝、あまり寝れなかったように感じた。