胃がん手術後入院記録(14日目から16日目)

印環細胞癌による胃の全摘手術後14日目から退院までの記録。

痩せ過ぎてモデルを通り越します。

胃全摘出手術後14日目

退院が決まり気持ちはそわそわ。

コロナウィルスの影響で医師、看護師さん以外と会えないのも流石につらい期間でした。

体重は昨日と同様に63.9キロそろそろ減少を止めたい。モデル(体型)になってしまう。

朝ごはん前から歩行(ほぼ競歩)、スクワット、身体が軽くなったので腕立てをしてみたりとなかなか調子がいい。

食事は同じく7分粥、繊維質や肉の塊はやはり要注意、みぞおち(食道と小腸の縫い目)が重く苦しさを感じたら注意のサイン。これ以上食べたり飲んだりするともどす可能性ある。

苦しければ水分で流し込むのも良いが、辛いときは安静にするのがベスト。

無理に食べるのではなく、苦しくなったら食事を終了し、次回分に回すのが良いかもしれない。

傷の痛みは動かなければ気にならない程度まで治まる。

触れば痛いし、動いていればやはり痛いので辛いか聞かれれば辛いと答えたい。

ちなみに眠剤は毎日欠かさず飲んでいる。

胃全摘出手術後15日目

明日退院予定、傷跡のかさぶたがかゆい。治ってきている証拠だと思いたい。

体重は63.7キロと今までで最小値を更新。減少が止まるのはいつになるのだろうか。

今日から全粥に変更、納豆が美味しい。

朝ごはんは無理せず、苦しくなったら体調が戻るまで休憩をしながらゆっくり食べて完食。

辛くなることは無く、昼も順調だが、血圧が術後から低めだと指摘を受けた。

確かに急に立ち上がると立ちくらみを感じるようになっている。今までと違い、お酒なし塩分少なめの食事というのも影響しているのだろうか。

昼ごはん夜ご飯も問題なく食べコツを掴んだように感じる。

明日いよいよ退院、術後病院食で物足りなさを感じながらも安心した食事をしてきたが、これからの食事どうしようとの不安を抱えつつ眠剤を飲んで就寝。

胃全摘出手術後16日目

印環細胞癌による胃の全摘出手術から16日目、ついに退院日となった。

体重は63.6キロと微減。午前中に栄養士さんと栄養指導があり午前中のうちに退院となる。

体調は万全、傷口は痛いというより少し痒みを感じるくらいだ。力を入れると違和感が増し、少し内臓の痛みを感じる。傷口の上部付近が少し麻痺しているような感じで感度が薄い。手術の傷口以上に横腹の管の穴が一番深い傷に見える。いまだに穴が空いているように見えるのが少し怖い。

入院最後の朝食を食べる。

せっかくの退院なので、お昼ごはんには少し高カロリー食を食べて見る予定なので控えめにした。

ダンピングの症状は特に出ないのはコツを掴んだおかげだろうか。

そしてお昼ついに退院となった。

やっと家に帰れる安心感、管理されない不安を感じながら荷物をまとめ帰路につく。

こうして長いようで短い胃の全摘手術から入院生活は幕を閉じました。

しかしこれで終わりではありませんでした。

胃の全摘出手術後の苦労は退院後にも少し続きます。